千葉土建一般労働組合青年部様が結成30周年を迎え、周年事業としてイオンモール幕張新都心にて開催されたイベント「つなぐ30フェスティバル」。新型コロナウイルスが少しづつ増えてきた時期に開催となりましたが、マスク・消毒をしっかり行い感染対策はバッチリした上で、企画・設営・運営に携わらせていただきました。
「やって終わり、というイベントではなく、何かをしっかりと残す企画にしたいんです」
今回のご依頼をいただいたときに、千葉土建青年部の当プロジェクトの担当者の方が私たちに開口一番、言った言葉です。
そこで、私たちは「子ども達にものづくりの素晴らしさを伝え、さらには、実際にものづくりを体験する中で、未来に残る“何か”をつくる企画にしましょう」とご提案をさせていただきました。
それは、①子ども達が参加でいるイベントを行う、②レインカラーズのお取引先様である銚子電気鉄道株式会社様の古くなった駅舎「笠上黒生駅」を千葉土建青年部30周年記念事業として建て直し、そこに、①のイベントでつくった子ども達のタイルアートを埋め込み、未来に残そう、といった企画でした。
今回私たちがイベントの開催地としてご提案したのは、千葉市美浜区の幕張新都心エリアにある「イオンモール幕張新都心」のイベントスペースでした。当社では同ショッピングモールでのイベント開催経験が多数あり、ご家族連れが多いこと、同会場がイベントのスペースとして十分な広さがあることなど、会場についての経験値を持っていました。
ここに、「モノづくり体験ブース」として、①大工さん体験、②配管組み体験、③電気配線体験、④タイル張り体験の4つのブースを設けました。大工さん体験では、お友達と協力して「ミニ建造」という木でできた小さな小屋の骨組みを実際に組み立てる体験。配管組み体験では、スタート地点からゴールまで配管パーツを繋ぎ合わせる体験。電気配線体験では、配線プラグを使ってパネルの中に設置された電球に正しく配線する体験。タイル張り体験では、べニア板にモザイクタイルを使って素敵なモザイクアートを作る体験。なかなか体験することができないものばかりで子ども達は楽しそうに体験していました。
ステージショーでは、風船で様々な動物やキャラクターを作るバルーンショーが行われました。その場で選ばれた子がステージに上がりバルーンで帽子やリュックを作ってもらい笑顔溢れるステージショーに。イベントの最後は、災いを払うために行われた神事といわれるお菓子まきを行いました。小さな子どもから大人まで大盛り上がりでイベントは終了しました。
イベントは前述の通り、大盛況のうちに幕を閉じました。しかし、ここからがこの企画の真骨頂です。「レガシーをのこす企画」。イベント終了後からほどなく、銚子電気鉄道株式会社様の笠上黒生駅の駅舎のリニューアル工事がスタートし、イベントで子ども達が作ったタイルアートがあしらわれた“大正ロマン風”の新・笠上黒生駅が完成しました。
駅舎のリニューアルで、レガシーをのこす。この駅舎の完成披露をもって、その目的が達成されました。ぜひ、銚子に訪れた時には、笠上黒生駅に降り立ってみてください。